イライラの原因はセロトニン不足?

特にはっきりとした原因もないのにイライラするといった場合、脳内の神経伝達物質のバランスに問題があるのかもしれません。特に体の活動状態を低下させ安静状態や休息をもたらすセロトニンは精神安定に十分な量必要となるもので、これが不足することははっきりとしたイライラや怒りっぽくなるなどの性格変化をもたらします。そして現代社会では、このセロトニンが不足しやすいというのです。

 

セロトニンはノルアドレナリンと対になる神経伝達物質であり、ノルアドレナリンは交感神経を高ぶらせ活動性・攻撃性を高め、逆にセロトニンは副交感神経を刺激し体を落ち着け考えを冷静にさせる役割を持ちます。

 

どちらがいい悪いといったものではなく、常にこの二つがバランスを取りながら量を変動させていくことで、目が覚めれば交感神経優位になって活動的になり、夜になれば副交感神経優位になって休息を取るように人間の体はできています。

 

問題は現代ではセロトニンが不足してノルアドレナリンが過剰になりやすいことで、バランスが崩れることによりイライラや不眠、高血圧など様々な健康上の問題を抱える人が増えているのです。

 

セロトニンを合成するためにはトリプトファンというアミノ酸とビタミンB6が必要ですが、どちらも意識して摂取しないと不足しがちです。トリプトファンは乳製品や大豆食品、ビタミンB6は豚肉などに多く含まれるため、上手く組み合わせて毎日摂取していきたいものですね。