イライラとPMSの関係

月経前にイライラすることが多いという人は多いもので、生理前の様々な心身トラブルを総称して月経前症候群、PMSと呼ばれます。PMSの症状には肉体的なものも精神的なものもあり、肉体的なものでは実際に腹痛を引き起こしたり体の内側から鈍痛を感じたりして、これはこれで非常に辛いものですが、精神的なイライラや情緒不安定もまた本人にとって辛いものです。特に月経前のこういった辛さに理解のない人はPMSの状態の女性に無配慮な言動を行い、きつく当たられて逆恨みをするなどといった人間関係のトラブルにも発展することもあり、問題は想像する以上に深刻なのです。

 

PMSが起こっている女性の体の中では、女性ホルモンバランスが極端に崩れていることがほとんどです。PMSが女性ホルモンバランスを崩すということも、女性ホルモンバランスが崩れたからPMSが起こるということもあります。いずれにしても女性ホルモンバランスが崩れていると自律神経系に大きな影響を及ぼし、脳内の神経伝達物質のバランスもほぼ間違いなく崩れているのです。多くの場合、攻撃性を生み出す交感神経を亢進させるノルアドレナリンが過剰となるため、すぐにイライラしたり物や人に当たってしまいがちになります。

 

月経によってどれだけ女性ホルモンバランスが変動するか、これは個人差が大きいためどうしようもならない部分が大きいのは事実です。しかし安定した生活習慣が、必要以上にPMSの症状を重くさせないことははっきりわかっている事実ですので、PMSが現れるころに差し掛かったらより規則的な生活と食事を心がけることが重要です。